「LockBit」の被害ファイルを復号できるかチェックするツール
ランサムウェア「LockBit 3.0」の被害者に向けた支援ツールが公開されている。暗号化されたファイルが復旧できるか2種類の方法で確認できるという。
イギリスや米国など10カ国の捜査当局は「Cronos作戦」を展開。現地時間2月20日に関係者2人を逮捕し、攻撃に利用されたサーバ34台を押収したことを明らかにした。
従来よりランサムウェア向けの復号ツールを公開しているサイト「No More Ransom」では、各国捜査機関協力のもと、日本の警察庁が開発した被害者支援ツール「Decryption Checker for Lockbit 3.0 Ransomware」を無償で提供している。
同ツールは、「LockBit 3.0」により暗号化されたファイルを復号できる可能性があるか診断するために用意したもので、2種類のツールが含まれる。
「Decryption ID checker」は、被害者固有の復号IDと捜査機関が得た復号鍵のリストを照合することで確認できるコマンドラインツール。一致する復号鍵があった場合は対応手順のガイダンスを提供する。
一方「Check Decrypt for LockBit 3.0」は、暗号化された一定数のファイルを用いて回復の可能性があるか評価することができるとしている。
(Security NEXT - 2024/02/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施