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GitLab、アップデートで4件の脆弱性を修正

GitLabは、現地時間2月7日にGitリポジトリ管理ツールのアップデート「GitLab 16.8.2」「同16.7.5」「同16.6.7」をリリースした。複数の脆弱性を修正しており、できるだけ早く更新するよう求めている。

「GitLab Community Edition(CE)」「同Enterprise Edition(EE)」においてCVEベースで4件の脆弱性を解消したほか、セキュリティ以外の複数のバグに対処した。

具体的には、セキュリティポリシーのバイパスが可能となる「CVE-2023-6840」、権限昇格の脆弱性「CVE-2024-1250」、パイプライン構文の検証時にリソースの使用量が急増する「CVE-2023-6386」、「GraphQL」においてリソースのが枯渇するおそれがある「CVE-2024-1066」などへ対応した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2023-6840」が「6.7」、他脆弱性を「6.5」としており、重要度はいずれも4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」としている。

開発チームでは、できるかぎり早く最新版へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/02/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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