Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

約596万人分の個人情報持出、NTTドコモらに行政指導 - 個情委

組織面についても、日次で行わせる自主点検は虚偽の申告が含まれていないことを前提としており、意図的にルールを破った場合もすぐに検知できないなど問題があり、監査なども行っていないため、委託先の管理監督にも不備があったと結論付けている。

またNTTネクシアについても、個人データの取扱状況を十分把握しておらず、組織的安全管理措置に問題があり、個人データの適正な取扱いの重要性に関する認識を醸成する人的安全管理措置などが不十分であるとした。

個情委では、こうした状況を踏まえ、両社に対して個人情報保護法にもとづいて行政指導を実施。適切な措置を講じ、3月15日までに報告するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開