Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

職員メルアカに不正アクセス、スパム約3万件が送信される - 北海道大病院

北海道大学病院は、職員のメールアカウントが不正アクセスを受けたことを明らかにした。同アカウントより大量のフィッシングメールが送信されたという。

同院によれば、職員が個人の業務用として管理しているメールアカウントが不正アクセスを受けたもの。約3万件の外部メールアドレスに対し、フィッシングメールが送信されたことが2023年12月27日に判明した。

問題のメールアカウントについてパスワードを変更しており、すでにフィッシングメールの送信は停止している。第三者によるアカウントの悪用はメールの送信行為のみとしており、メールの閲覧など個人情報流出の可能性については否定した。

何らかの理由で外部に流出したアカウント情報を使用し、ログインを試みるいわゆるパスワードリスト攻撃によって不正アクセスを受けたものと見られるという。

同院ではアカウント管理について周知徹底を図るほか、アクセスログの監視など対策を強化するとしている。

(Security NEXT - 2024/02/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

除草工事委託先への安全講習会案内メールで誤送信 - 茨城県
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
若年層向けアジアCTF大会「ACSC 2025」が8月開催 - 世界大会は東京
ランサム被害でデータ暗号化、原因など調査 - 新興プラスチックス
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット