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LINEヤフーが開発する「Central Dogma」に脆弱性 - 認証バイパスのおそれ

LINEヤフーが開発するサービス構成リポジトリ「Central Dogma」に深刻な脆弱性が判明した。アップデートが呼びかけられている。

「SAML」に対するクロスサイトスクリプティング(XSS)により、ユーザーのセッション情報が漏洩し、認証をバイパスされるおそれがある脆弱性「CVE-2024-1143」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されると重要なリソースへアクセスされるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最高値である「10.0」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性は「0.64.0」にて修正された。同バージョン以降へアップデートするよう強く推奨されている。

(Security NEXT - 2024/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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