Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WordPress 6.4.3」がリリース - 脆弱性2件に対応

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」の開発チームは、現地時間1月30日にアップデートをリリースした。最新版となる「WordPress 6.4.3」をはじめ、「同4.1」以降の系統にも更新を用意している。

「同6.4.3」では、セキュリティに関する2件の修正にくわえて、メンテナンスとしてコアに関する5件のバグや、ブロックエディタにおける16件のバグに対処した。

具体的には、プラグインインストーラ経由で「PHPファイル」のアップロードが可能となる脆弱性や、「プロパティ指向プログラミング(POP)」のチェーンに起因し、リモートよりコードの実行が可能となる脆弱性を解消している。

また最新版となる「同6.4.3」にくわえて、「同4.1」以降の系統にもアップデートを用意した。「同3.7」以降で導入されている「自動バックグラウンド更新機能」を有効化している場合は自動で更新されるほか、ダッシュボードから手動でアップロードしたり、ウェブサイトより入手することができる。

セキュリティに関する修正を含まれるため、開発チームは早期にアップデートするよう利用者に呼びかけている。

今回リリースしたアップデートは次のとおり。「WordPress 6.4.3」「同6.3.3」「同6.2.4」「同6.1.5」「同6.0.7」「同5.9.9」「同5.8.9」「同5.7.11」「同5.6.13」「同5.5.14」「同5.4.15」「同5.3.17」「同5.2.20」「同5.1.18」「同5.0.21」「同4.9.25」「同4.8.24」「同4.7.28」「同4.6.28」「同4.5.31」「同4.4.32」「同4.3.33」「同4.2.37」「同4.1.40」。

(Security NEXT - 2024/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
ブラウザ「Chrome」にアップデート - セキュ関連で10件の修正
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
JupyterLabの機能拡張作成用テンプレートに脆弱性 - リポジトリに影響
WPプラグイン「WooCommerce Social Login」に複数の脆弱性
「Apache CloudStack」でSAML認証をバイパスされるおそれ
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能