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2023年は1割の企業でランサムウェア攻撃を観測

2023年に組織の1割でランサムウェアによる攻撃を観測したとする調査結果を、Check Point Software Technologiesが取りまとめた。前年から3ポイント上昇している。

同調査は、ネットワーク機器やエンドポイントで収集したり、外部より提供された脅威情報などを集約している同社クラウド基盤のデータをもとに動向を取りまとめたもの。

同調査によれば、観測されたサイバー攻撃は前年から1%増加。2023年は年間を通じて1組織あたり平均6万件を超えるサイバー攻撃を観測した。1週あたりに換算すると1158件。

地域別を見ると、アジア太平洋地域がもっとも攻撃の観測件数が多く、1組織あたり約10万件、1週あたり1930件だった。前年から3%増加している。

セクター別では「教育、研究」が1週あたり2046件で最多。ただし、前年から12%減少した。一方、「小売、卸売」は増加傾向が見られた。

(Security NEXT - 2024/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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