政府3省の電子納品チェックソフトにXXE脆弱性 - アップデートを
防衛省や国土交通省、農林水産省が提供する一部電子納品システムに脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。
具体的には、防衛省が提供する「電子納品物作成支援ツール」の工事版および業務版に「CVE-2024-21796」、国土交通省が提供する「電子納品チェックシステム」「電子納品物検査支援システム」に「CVE-2024-21765」、農林水産省が提供する電子納品チェックシステムの農業農村整備事業版に「CVE-2024-22380」が明らかとなったもの。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、いずれもXML外部実体参照(XXE)の脆弱性としており、細工されたXMLファイルを読み込ませると、システム内の任意のファイルを読み取られるおそれがあるという。
攻撃条件は複雑であり、ユーザーの関与なども必要となる一方、影響は大きくないことから、JPCERTコーディネーションセンターでは共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアをともに「2.5」と評価している。
いずれも脆弱性を修正したアップデートが提供されており、最新版へ更新するよう呼びかけられている。
(Security NEXT - 2024/01/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
