Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

呼制御管理やコールセンターツールなどCiscoの複数製品に脆弱性

音声通話やビデオ通話、メッセージングサービスなどの呼制御管理を行う「Cisco Unified Communications」や、コールセンター向けソリューション「Unified Contact Center」などに深刻な脆弱性が明らかとなった。

Cisco Systemsが現地時間1月24日にセキュリティアドバイザリを公開し、脆弱性「CVE-2024-20253」を明らかにしたもの。デバイスに対して細工されたメッセージを送信された場合、デバイスのOSにおいて任意のコマンドを実行されるおそれがあるという。

「Unified Communications Manager」「Unified Contact Center」をはじめ、「Packaged Contact Center Enterprise」「Unity Connection」「Virtualized Voice Browser」など複数の製品が影響を受ける。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

セキュリティアドバイザリが公開された時点で脆弱性の悪用などは確認されていない。同社は、各製品に向けて脆弱性を修正したアップデートをリリースしており、利用者に対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局