Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

鹿児島県の過去使用ドメイン4件、第三者が取得

鹿児島県は、同県が過去に使用した4件のドメインが、事業終了後に第三者によって取得され、利用されているとして注意を呼びかけている。

同県によれば、過去に「かごしまのウェルネス」「ぐりぶークーポンに関する広報」のほか、2021年度、および2022年度の「らくらく鹿児島巡り事業」の4サイトで利用していたドメイン4件を第三者が取得したもの。

いずれも「.net」や「.com」「.jp」といった属性が設定されていないドメインを利用。「らくらく鹿児島巡り事業」に関しては事業年度によって別のドメインを取得、利用していた。

これらドメインを用いた現在のサイトなどについて、同県とは無関係であるとし、公式サイトを通じて注意喚起を行った。またこれらドメインに対するリンクを行っているウェブサイトの管理者に対して、リンクの削除を依頼している。

今回の問題を受け、同県では職員に対し、ウェブサイトの運用にあたっては、取得が地方公共団体に限定されるサブドメインを利用することや、運用停止後も旧ドメインを一定期間保持するなど、ドメイン管理にあたる注意点について周知徹底を図った。

(Security NEXT - 2024/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

スパム対策機器にゼロデイ攻撃、ディレクトリサーバに横展開 - 慶応大
高齢者調査名簿や調査票が所在不明に - 名古屋市
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
ボランティア連絡用端末で誤送信、メアドが流出 - 奈良県
寝台列車「TWILIGHT EXPRESS」の乗客情報を消失 - 誤操作か
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
先週注目された記事(2025年12月21日〜2025年12月27日)
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供