Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

悪用が確認された脆弱性3件について注意呼びかけ - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間1月17日、悪用が確認された脆弱性3件を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加し、注意を呼びかけた。

同リストに追加された脆弱性は、すでに悪用が確認されており、米行政機関では一定期間内に対応する義務が生じる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、製品の利用者は注意が必要となる。

具体的には、「Chromium」に含まれるスクリプトエンジン「V8」に明らかとなった脆弱性「CVE-2024-0519」を追加した。

Googleでは現地時間1月16日に「Chrome」のセキュリティアップデートをリリース。「Chromium」をベースとする「Microsoft Edge」についても現地時間翌17日にアップデートがリリースされている

また「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」に判明した脆弱性「CVE-2023-6548」「CVE-2023-6549」についてもリストへ追加し、対応を求めた。

(Security NEXT - 2024/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
CrowdStrike、Windows環境での不具合で声明 - 復旧方法も紹介
一部Window端末が正常に起動できず - CrowdStrikeが不具合認める
システムの仕様を知らずメール誤送信が発生 - 東京都福祉保健財団