「NetScaler ADC/Gateway」に2件のゼロデイ脆弱性 - アップデートを
Cloud Software Group傘下のCitrixが提供する「NetScaler ADC(旧Citrix ADC)」「NetScaler Gateway(旧Citrix Gateway)」にゼロデイ脆弱性が明らかとなった。
現地時間1月16日にセキュリティアドバイザリをリリースし、2件の脆弱性「CVE-2023-6548」「CVE-2023-6549」について明らかにしたもの。具体的な内容については言及していないが、いずれも悪用を確認しているという。
「CVE-2023-6548」は、管理インタフェースにおいてリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性。悪用には認証が必要としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.5」と評価されている。
一方、「CVE-2023-6548」は「VPN仮想サーバ」「RDPプロクシ」「AAA仮想サーバ」などとして構成している場合、認証なしに「サービス拒否」を引き起こすことができる脆弱性。CVSS基本値は「8.2」としている。
同社は「NetScaler ADC」および「NetScaler Gateway」において脆弱性を修正した「同14.1-12.35」「同13.1-51.15」「同13.0-92.21」を提供。また「NetScaler ADC」については「同13.1-FIPS 13.1-37.176」「同12.1-FIPS 12.1-55.302」「同12.1-NDcPP 12.1-55.302」を提供している。
また「NetScaler ADC」「NetScaler Gateway」における「12.1」系についてはサポートが終了しており、サポート中のバージョンへ更新するよう求めている。
(Security NEXT - 2024/01/18 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
