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Atlassian、1月の定例パッチで同社製品の脆弱性28件に対応

Atlassianは、2024年1月の月例セキュリティアドバイザリを公開し、同社複数製品の脆弱性へ対処したことを明らかにした。

具体的には、パッチを通じて「Confluence」「Jira」「「Jira Service Management」「Bitbucket」「Bamboo」「Crowd」においてサードパーティ製ソフトウェアに明らかとなった脆弱性も含め、CVEベースで28件の脆弱性に対処したもの。

バグ報奨金プログラムや侵入テスト、サードパーティ製ライブラリのスキャンなどを通じて発見したという。重要度は、いずれも4段階において上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」によるベーススコアが高い脆弱性を見ると、「Confluence」に明らかとなった「CVE-2024-21674」が「8.6」、「CVE-2024-21672」が「8.3」、「CVE-2024-21673」が「8.0」と評価されている。

一方サードパーティ製ソフトを含めると、「Bamboo」が影響を受ける「XStream」の脆弱性「CVE-2020-26217」および、「h2」の脆弱性「CVE-2018-10054」がともに「8.8」となっている。

今回修正された28件の脆弱性は以下のとおり。なお、「Confluence」に関しては旧版において深刻な脆弱性「CVE-2023-22527」も公表されており、対応が呼びかけられている。

CVE-2017-7957
CVE-2018-10054
CVE-2020-25649
CVE-2020-26217
CVE-2021-40690
CVE-2022-4244
CVE-2022-40152
CVE-2022-42252
CVE-2022-44729
CVE-2023-3635
CVE-2023-5072
CVE-2023-5072
CVE-2023-6378
CVE-2023-6481
CVE-2023-22526
CVE-2023-34453
CVE-2023-34454
CVE-2023-34455
CVE-2023-36478
CVE-2023-36478
CVE-2023-39410
CVE-2023-43642
CVE-2023-46589
CVE-2023-46589
CVE-2023-46589
CVE-2024-21672
CVE-2024-21673
CVE-2024-21674

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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