Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Atlassian Confluence」の旧版に深刻な脆弱性 - 修正版に更新を

Atlassianが提供する「Confluence Server」「Confluence Data Center」の旧バージョンに深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが呼びかけられている。

認証なしにリモートよりコードの実行が可能となる「テンプレートインジェクション」の脆弱性「CVE-2023-22527」が明らかとなったもの。現地時間1月16日にセキュリティアドバイザリを公開し、明らかにした。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアは、最高値の「10」と評価されており、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

2023年12月5日より前にリリースされた「同8」系に影響がある。最新版に関しては、定期的な更新を通じて影響が緩和されてきたため、同脆弱性の影響は受けないという。

同社は影響を受けるバージョンを使用している場合は、対策を即時講じる必要があるとして注意を喚起した。

脆弱性が修正されている「Confluence Server 8.5.5」「同8.5.4」および「Confluence Data Center 8.7.2」「同8.7.1」「同8.6.0」「同8.5.5」「同8.5.4」以降へ更新するよう求めるとともに、2024年1月にリリースされた最新版へのアップデートなども検討するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県