工場へのランサム攻撃、未使用PCの遠隔操作ツール経由で
耐火物の製造や工業炉設備などの事業を手がける日本ルツボは、工場の一部デバイスがランサムウェアに感染したことを明らかにした。
同社によれば、春日井工場において一部デバイスが不正アクセスを受け、ランサムウェアに感染したもの。2023年11月6日に被害を確認した。
同社は事態を公表するとともに、外部協力のもと原因、被害状況、情報流出の有無など調査を進めている。
攻撃経路は業務に使用していないパソコンにインストールされていたリモートデスクトップツールであることが判明。同ツールを通じて外部よりアクセスされ、ランサムウェアに感染したことがわかった。
同工場のデータに関しては、一部が利用できなくなったが、バックアップデータにより復旧済みだという。他デバイスについては、セキュリティを強化していたため、影響なかったと結論付けている。
(Security NEXT - 2024/01/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
サイトが閲覧不能に、個人情報流出のおそれも - 筋ジストロフィー協会
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因