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「滞納した税金がある」などと不安を煽るフィッシング攻撃

フィッシング対策協議会は、税務署をかたり個人情報や金銭をだまし取るフィッシング攻撃が確認されているとして注意喚起を行った。

「税務署からのお知らせ」「滞納した税金がある」などといったメールを送り付け、偽サイトへ誘導するフィッシング攻撃が確認されたもの。

「e-Taxの個人納税アカウントを持つことが義務付けられた」「納税すべき国税などが収められていない」などとだまして不安を煽り、偽サイトへ誘導。

氏名や住所、電話番号といった個人情報やクレジットカードの番号などを入力するよう求めていた。また電子マネーであるVプリカの番号について入力を促すケースもあるという。

1月11日の時点でフィッシングサイトの稼働が確認されており、閉鎖に向けて同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。類似したフィッシングサイトに注意するよう呼びかけている。

過去には、総務省を装い、住民税の督促に見せかけて個人情報や金銭をだまし取る攻撃が発生。東京税関や自治体の税金納付サイトを装うフィッシングサイトなども確認されている。

(Security NEXT - 2024/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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