Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、2024年最初の月例セキュリティパッチを公開

マイクロソフトは、2024年最初の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。「クリティカル(Critical)」とされる2件を含む49件の脆弱性に対応している。

今回のアップデートでは、CVEベースで49件の脆弱性を修正した。「Windows」や「Office」をはじめ、「SQL Server」「Hyper-V」「SharePoint」「Remote Desktop Client」「BitLocker」「.NET Framework」「Visual Studio」など幅広い製品が対象となっている。

最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は2件。のこる47件については2番目に高い「重要(Important)」とレーティングされている。

具体的には、「Kerberos」において認証機能をバイパスされる「CVE-2024-20674」、「Hyper-V」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2024-20700」の2件を「クリティカル」とした。

脆弱性によって影響は異なるが、12件についてはリモートよりコードの実行、11件については情報漏洩、10件については権限昇格が生じるおそれがある。そのほか、「セキュリティ機能のバイパス」7件、「サービス拒否」6件、「なりすまし」3件に対処している。

(Security NEXT - 2024/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイトが閲覧不能に、個人情報流出のおそれも - 筋ジストロフィー協会
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性
SAP、月例アドバイザリを公開 - 複数の「クリティカル」脆弱性
民泊事業者情報をサイトで誤公開、ファイル内に残存 - 北海道
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消