Apple、「iOS 17.2」などを公開 - 複数脆弱性を修正
Appleは、同社スマートデバイス向けに最新OSとなる「iOS 17.2」「iPadOS 17.2」を現地時間12月11日にリリースした。旧OS向けのアップデートもあわせて公開している。
今回のアップデートでは、カーネルに明らかとなった「CVE-2023-42914」や「WebKit」に判明した「CVE-2023-42883」「CVE-2023-42890」をはじめ、あわせて12件の脆弱性に対処した。
「Siri」や「探す」のほか、画像処理、ビデオエンコーダ、Bluetoothなどに判明した脆弱性を解消している。
最新版へ更新できない旧端末に対しては、同日「iOS 16.7.3」「iPadOS 16.7.3」をリリースした。「iOS 17.2」「iPadOS 17.2」にて修正した6件の脆弱性とあわせて、「CVE-2023-42917」「CVE-2023-42916」に対応している。
これら2件の脆弱性に関しては「iOS 16.7.1」より以前のバージョンに対してゼロデイ攻撃が行われたとの報告がある。Appleでは先にリリースした「iOS 17.1.2」「iPadOS 17.1.2」にて修正を行っていた。
(Security NEXT - 2023/12/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性