Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイバー攻撃の情報共有で報告書 - 関連文書のパブコメも

秘密保持契約によって情報共有が制限されたり、非秘密情報から被害組織が特定、推測されるといった課題も踏まえつつ、被害企業より個別に同意を得ることなく、すみやかに情報共有が可能である「攻撃技術情報」の考え方を整理した。

また今後の課題として、情報共有に向けた官民連携のあり方、サプライチェーンにおけるベンダーの役割などに言及している。

あわせて報告書を補完する実務的な資料2点のパブリックコメント案を取りまとめた。「攻撃技術情報の取扱い・活用手引き」では、専門組織が被害組織名より推測可能な情報を除く非特定化加工の方法など取るべき具体的な方針について整理した。

さらに対応にあたる専門組織が法的な責任を原則として負わないよう、秘密保持契約に盛り込むべき攻撃技術情報の取り扱いについてモデル条文案を示した。これら資料に関しては12月22日まで意見を募集している。

(Security NEXT - 2023/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意