プロキシサーバ「Squid」にサービス拒否の脆弱性
キャッシュプロキシサーバの「Squid」に複数の脆弱性が明らかとなった。11月初旬にリリースされたアップデートにて修正済みだという。
「HTTPメッセージ」の処理においてバッファオーバーリードの脆弱性「CVE-2023-49285」が明らかとなったもの。細工したメッセージによりサービス拒否を引き起こされるおそれがある。
また一部関数において戻り値のチェックが正しく行われないため、サービス拒否が生じる「CVE-2023-49286」が明らかとなった。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはともに「8.6」。重要度は「高(High)」とレーティングされている。
これら脆弱性は、GitHubにおいて11月24日にCVE番号が割り当てられたが、脆弱性の修正パッチは10月にリリースされており、現地時間11月5日に公開された「同6.5」にて解消されている。
またサービス拒否の脆弱性「CVE-2023-49288」についても同じく11月24日にCVE番号が採番された。同脆弱性に関しては2月28日にリリースされた「同6.0.1」にて修正済みだという。
(Security NEXT - 2023/12/05 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差