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BIツール「Apache Superset」に脆弱性 - アップデートで修正

データを可視化し、検索機能なども提供するBIツール「Apache Superset」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

認証の検証機能に不備があり、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2023-40610」が明らかとなったもの。スキーマの事例とメタデータデータベースにアクセスできる場合、細工した共通テーブル式の「SQLステートメント」を使用することでデータベースのデータを変更し、認証や認可のデータを改ざんすることが可能となる。

Apache Software Foundationでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.3」、重要度を「中(Medium)」とレーティングした。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、CVSS基本値を「8.8」、重要度は「高(High)」と評価している。

11月23日にリリースされた「同2.1.2」にて同脆弱性は修正された。

(Security NEXT - 2023/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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