「Apache Tomcat」にリクエストスマグリングの脆弱性
「Apache Tomcat」の開発チームは、現地時間11月28日に認証不備の脆弱性を明らかにした。11月中旬にリリースされたアップデートで修正を行ったという。
入力検証不備に起因する「リクエストスマグリング」の脆弱性「CVE-2023-46589」が明らかとなったもの。リバースプロキシとして利用している場合に影響を受ける。
HTTPトレーラーヘッダの解析に問題があり、一定のサイズを超えると単一のリクエストを複数のリクエストとして処理してしまうおそれがある。
同脆弱性はOSSTechの相本智仁氏が報告した。開発チームでは、脆弱性の重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。
11月中旬にリリースした「Apache Tomcat 10.1.16」「同9.0.83」「同8.5.96」にて脆弱性は修正済みとしており、アップデートを呼びかけている。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNなども通じても注意が呼びかけられている。
(Security NEXT - 2023/12/01 )
ツイート
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
