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農業委員会の調査フォームに不備、個人情報が流出 - 大阪府

大阪府は、府内市町村の農業委員会による調査で利用したアンケート回答フォームに不備があり、回答内容を別の回答者から閲覧可能となっていたことを明らかにした。

同府によれば、業務委託先である大阪府農業会議が、府内市町村の農業委員会に調査フォームを提供して実施したアンケート調査において不備が明らかとなったもの。

回答結果の閲覧画面に関するURLを誤り、ウェブより回答すると別の回答者の回答内容が閲覧できる状態だった。14人分の農地所有者氏名、筆数、地番、地目、面積が流出した。そのうち1人に関してはアンケートの回答内容も含まれる。

11月2日に回答者から柏原市の農業委員会へ連絡があり判明。アンケート回答フォームを作成した再委託先に確認したところ、柏原市の回答結果閲覧画面を開くと、千早赤阪村の回答結果が表示される状態だった。

業務委託先では、個人情報が流出した回答者に経緯を説明、謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2023/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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