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中津市民病院でランサム被害 - 患者情報の流出や診療への影響は否定

中津市民病院は、財務会計システムのサーバがランサムウェアに感染し、取引先事業者に関する情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同院によれば、11月13日に財務会計システムサーバの異常を検知し、調査を行ったところ、ランサムウェアに感染していることが翌14日に判明したもの。

感染したサーバ機器をネットワークから切り離し、感染経路や経緯になどの調査を進めている。11月21日の時点で外部における情報流出は確認されていないが、取引先事業者の会社名、住所、代表者名、口座情報、取引金額などが流出した可能性があるという。

被害が生じた財務会計システムは、電子カルテシステムをはじめとする他ネットワークへと接続していないため、患者情報の流出はなく、診療業務への影響もないとしている。

(Security NEXT - 2023/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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