Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MS Edge 119.0.2151.58」が公開 - 脆弱性3件を独自修正

マイクロソフトは、現地時間11月9日に同社ブラウザのセキュリティアップデート「Microsoft Edge 119.0.2151.58」をリリースした。

同バージョンは、「Chromium 119.0.6045.124」「同119.0.6045.123」をベースとしたアップデート。安定版となる「Microsoft Edge 119.0.2151.58」にくわえて、拡張安定版となる「同118.0.2088.102」を提供する。

「Chromium」において重要度が「高(High)」とされる脆弱性「CVE-2023-5996」が修正されたが、くわえて独自に3件の脆弱性へ対処した。

具体的には権限昇格の脆弱性「CVE-2023-36024」「CVE-2023-36027」に対応。いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.1」と評価されており、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。

またリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2023-36014」を解消。CVSS基本値は「7.3」となっており、重要度は1段階低い「警告(Moderate)」とした。

(Security NEXT - 2023/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
海外グループ会社にサイバー攻撃、影響など調査 - ミタチ産業
DDoS攻撃観測数、前月から微減 - 最大トラフィックは縮小
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
教員が小学校授業で過去の年賀ハガキを教材利用 - 横須賀市