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サーバ管理ツール「Froxlor」に脆弱性 - 修正したプレリリース版を公開

サーバ管理ソフトウェア「Froxlor」に権限昇格の脆弱性が明らかとなった。修正を反映したRC版が提供されている。

「同2.0系」の最新版となる「同2.0.24」および以前のバージョンに入力検証の不備が存在し、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2023-6069」が明らかとなったもの。

認証されたクライアントより「SSH」による接続が可能であるか、「PHP」のファイルがアップロード可能な場合に悪用が可能で、システム全体を侵害されるおそれがあるという。

脆弱性報告サイト「huntr」を通じて開発者へ報告された。同サイトでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

ソースリポジトリで修正が行われ、ベータ版である「同2.1.0-beta1」にて反映された。その後開発が進められており、11月13日の時点でリリース候補版となる「同2.1.0-rc2」が提供されている。

(Security NEXT - 2023/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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