Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Microsoft Edge」にアップデート - Adobe製品の脆弱性を修正

マイクロソフトは、現地時間10月27日にブラウザの最新版となる「Microsoft Edge 118.0.2088.76」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。

今回のリリースは、「Chromium 118.0.5993.118」「同118.0.5993.117」をベースとしたアップデート。「Chromium」にて修正された「CVE-2023-5472」にくわえ、「Microsoft Edge」独自の対応として脆弱性「CVE-2023-44323」に対応している。

「CVE-2023-44323」は、PDFを処理するために実装されている「Adobe Acrobat for Edge」に明らかとなった「Use After Free」の脆弱性。細工されたファイルを開くとサービス拒否に陥るおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.5」、重要度は4段階中、上から3番目にあたる「警告(Medium)」とレーティングされている。脆弱性の悪用や公表は確認されていないという。

(Security NEXT - 2023/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
テモナの「たまごリピート」、脆弱性突かれ侵入 - 流出痕跡は確認されず
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
メール誤送信、イベント申込者のメアド流出 - 神奈川県
海外子会社の予約管理システムが侵害、個人情報流出 - tripla