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職員が偽警告にだまされ電話、周囲が気づきLANを遮断 - 富士見市

埼玉県富士見市は、職員がウェブの閲覧中に偽警告にだまされ、サポートセンターを名乗る番号へ電話したことを明らかにした。周囲が気付き、途中でやり取りを中断したため、被害に遭わなかったという。

同市によれば、10月19日15時半ごろ、子ども未来応援センターの職員が、メールやウェブの閲覧用端末で委託先事業者よりメールで指定されたオンラインストレージのURLを開いたところ、広告をはじめ複数のタブが表示されており、誤って広告をクリックしたところ偽警告が表示されたという。

リンク先では「トロイの木馬」へ感染したかのように見せかける警告が表示され、「サポートセンターに電話してください」といった画面が表示され、内容に従って職員が記載された番号に電話をかけた。

サポートセンターを名乗る人物の指示に従い操作を行っていたが、パスコードを入力する直前で周囲にいた別の職員が異変に気づき、LANケーブルを抜いて通信を中断。電話を切らせたという。

問題の端末より情報流出などは確認されていないが、同市では同端末よりメールの送受信を行ったことのある住民などへ注意喚起を行った。

(Security NEXT - 2023/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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