Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、「iOS 17.1」「iPadOS 17.1」を公開 - 2世代前にもアップデート

Appleは、米時間10月25日に同社スマートデバイス向けに最新OSとなる「iOS 17.1」「iPadOS 17.1」をリリースした。旧端末向けに「同16.7.2」や「同15.8」もあわせて提供している。

「同17.1」では、カーネルをはじめとするあわせて21件の脆弱性を修正した。さらに「iPhone 8」「iPad Pro」「iPad Air第3世代」以降の旧端末向けには「同16.7.2」を提供しており、17件の脆弱性に対処している。

さらに「iPhone 6s」以降や「iPad Air 2」以降に向けて「同15.8」をリリースし、1件の脆弱性「CVE-2023-32434」を解消した。

カーネルに明らかとなった脆弱性で任意のコードを実行されるおそれがあり、「同15.7」以前のバージョンを標的として悪用されているとの報告がある。

同脆弱性に関しては、現地時間6月21日に公開した「同16.5.1」および「同15.7.7」にて修正したとしていたが、「同15.8」ではあらためて修正対象の脆弱性に含めている。

さらに「tvOS 17.1」「watchOS 10.1」についても同日アップデートをリリースしており、複数の脆弱性に対応した。

「iOS 17.1」「iPadOS 17.1」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-40408
CVE-2023-40413
CVE-2023-40416
CVE-2023-40423
CVE-2023-40445
CVE-2023-40447
CVE-2023-40449
CVE-2023-41072
CVE-2023-41254
CVE-2023-41976
CVE-2023-41982
CVE-2023-41983
CVE-2023-41988
CVE-2023-41997
CVE-2023-42841
CVE-2023-42845
CVE-2023-42846
CVE-2023-42847
CVE-2023-42849
CVE-2023-42852
CVE-2023-42857

(Security NEXT - 2023/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
動画配信サービス「Hulu」にPWリスト攻撃 - 強制リセット実施
「Spring Framework」にパストラバーサルの脆弱性
「Spring Framework」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「Apache OFBiz」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性
ランサム被害、委託先の設定ミスが侵入経路に - 不動産仲介会社
農業高校で生徒の個人情報含む教務手帳が所在不明 - 東京都
案内メールで誤送信、顧客のメアド流出 - ペットフード会社
ビデオ会議の「Zoom」、9月の定例アドバイザリは1件のみ