Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ゼロデイ攻撃で受信メールが流出した可能性 - 国立科学博物館

国立科学博物館では、交換後に取り外した機器について詳細を調べたところ、8月21日にマルウェアを確認。機器の脆弱性を悪用され、不正通信が生じていたことが明らかとなった。

ただし、5月21日から22日にかけてメーカーによるパッチが適用され、同時にマルウェアのプロセスが遠隔より停止されていたことから、同日以降の情報流出はないと説明している。

同法人では問題の判明を受けて内閣サイバーセキュリティセンターと情報を共有するとともに、個人情報保護委員会に対しても報告を行った。

対象期間中に同機器で扱った受信メールは削除されており、メール情報が流出した対象者を特定することは困難であるとして、ウェブサイトで今回の被害を告知。不審な連絡などに注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開