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ゼロデイ攻撃で受信メールが流出した可能性 - 国立科学博物館

国立科学博物館では、交換後に取り外した機器について詳細を調べたところ、8月21日にマルウェアを確認。機器の脆弱性を悪用され、不正通信が生じていたことが明らかとなった。

ただし、5月21日から22日にかけてメーカーによるパッチが適用され、同時にマルウェアのプロセスが遠隔より停止されていたことから、同日以降の情報流出はないと説明している。

同法人では問題の判明を受けて内閣サイバーセキュリティセンターと情報を共有するとともに、個人情報保護委員会に対しても報告を行った。

対象期間中に同機器で扱った受信メールは削除されており、メール情報が流出した対象者を特定することは困難であるとして、ウェブサイトで今回の被害を告知。不審な連絡などに注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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