Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ387件の脆弱性を修正

Oracleは、四半期ごとに公開している「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を現地時間10月17日に公開した。あらたにのべ387件の脆弱性に対応している。

今回のアップデートは、同社製品や実装されているサードパーティ製コンポーネントに明らかとなった脆弱性などを修正したもの。のべ387件のセキュリティパッチを提供しており、重複を除くとCVEベースで176件の脆弱性に対応している。

「Oracle NoSQL Database」「Oracle Java SE」「Oracle MySQL」をはじめ、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Secure Backup」「Oracle Virtualization.」のほか、対象製品は多岐にわたる。「Oracle Fusion Middleware」に関しては「Oracle WebLogic Server」の修正なども含まれる。

のべ387件の脆弱性について影響を見ると、218件はネットワーク経由で認証なしに攻撃が可能だという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアとしては、「7.0」以上とされる脆弱性が191件と約半数にのぼる。

このうち42件はCVSS基本値が「9.0」以上であり、2件を除いた40件が「9.8」あるいは「9.9」と評価されている。

(Security NEXT - 2023/10/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生