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住民情報を業務外閲覧、職員を処分 - 薩摩川内市

鹿児島県薩摩川内市は、住民の個人情報を業務外で閲覧したとして職員の懲戒処分を行った。

同市によれば、5月1日に水道局の職員が、業務と関係ない住民に関する個人情報を同市の住民情報システムで2回閲覧していたことが判明したもの。

同職員は2020年度に約6カ月にわたり漏水関連の調査業務に従事。漏水を訴えた住民のその後が気になり、閲覧してしまったと理由を説明。悪意はなかったものの、業務外で閲覧したことについて反省を示す一方、情報漏洩については否定している。

今回の問題は、住民から旧姓や年収、勤務地、親戚の住所といった個人情報を職員が第三者に話しているとの相談があり、調査を行ったところ判明したという。

ただし、同職員に与えられている閲覧権限では、訴えがあった情報については旧姓以外閲覧することはできず、同市の調査でも権限を超えたアクセスは確認されなかった。また親戚の住所については調べるすべそのものがないとしている。

そのため同市では、同職員による第三者に対する情報漏洩はなかったと判断。業務と関係ない住民情報を閲覧していたことについて、9月27日付けで同職員を戒告とする懲戒処分を行った。あわせて管理監督者責任として上長を訓告処分としている。

今回の問題を受け、同市では再発防止に向けて、職員に対し、個人情報の取り扱いを含むセキュリティ研修などを進めている。

(Security NEXT - 2023/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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