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メタバース内に「警視庁サイバーセキュリティセンター」を開設

メタバース空間である「バーチャル秋葉原」内にサイバーセキュリティの啓発などを行う「警視庁サイバーセキュリティセンター」が設置された。

同センターは、サイバーセキュリティに対する危機管理訓練や認知啓発を目的とした「メタバースを利用した訓練実施委託」のもと、同事業の委託を受けた大日本印刷が、AKIBA観光協議会とともに運営しているメタバース空間「バーチャル秋葉原」内に開設した。

警視庁の「サイバーセキュリティ人材の育成に関する産学官連携についての協定」に参画する大日本印刷、中央大学とともに学習コンテンツを提供。内容や難易度に応じて2フロアにわかれており、利用者は自身の理解度や目的に合わせた学習を進めることができるという。

またインターネット上におけるコミュニケーションの留意点や、著作物の取り扱いなど、日々の生活で活用できるサイバーセキュリティの知識を学ぶことが可能。バーチャル空間での体験や交流に学んだことを活かすなど実践でき、理解を深めたり学びの促進につながるとしている。

同事業におけるメタバースの活用にあたっては、「警視庁サイバーセキュリティセンター」以外にも、警視庁の職員をはじめ、同協定の関係者向けにサイバーインシデント発生時の対応方法について習得する訓練なども実施する予定となっている。

(Security NEXT - 2023/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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