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米政府、Appleやトレンドの脆弱性について注意喚起

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、悪用が確認されている脆弱性4件について注意喚起を行った。

ベンダーより悪用が確認されているとの報告がある4件の脆弱性について、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加したもの。一定期間内に行政機関へ対応を求めるとともに、広く注意を呼びかけている。

具体的には、「Trend Micro Apex One」「ウイルスバスタービジネスセキュリティ」に判明している脆弱性「CVE-2023-41179」を現地時間9月21日に同リストへ登録。

悪用には管理コンソールへログインする必要があるが、エージェントがインストールされた端末上で任意のコードをシステム権限で実行されるおそれがある。

さらに9月25日には、Appleの「iOS」や「iPadOS」に判明した「CVE-2023-41992」「CVE-2023-41991」「CVE-2023-41993」を同リストに追加した。Appleではこれら脆弱性へ対処するため、Appleでは「同17.0.1」「同16.7」をリリースしている。

また「WebKit」に判明した「CVE-2023-41993」については、「macOS Big Sur」「同Monterey」向けに同脆弱性へ対処した「Safari 16.6.1」がリリースされている。

(Security NEXT - 2023/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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