Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Palo Alto Networksの「PAN-OS」や「Cortex XDR」に脆弱性

Palo Alto Networksは、現地時間9月13日に同社ファイアウォールが搭載する「PAN-OS」や、「XDR (Extended Detection and Response)」製品である「Cortex XDR」の脆弱性に関するアドバイザリをリリースした。

「PAN-OS」では、仮想ルーティング機能を提供するBGPソフトウェアにサービス拒否の脆弱性「CVE-2023-38802」が明らかとなった。不正なBGPアップデートによりネットワークセッションがリセットされるおそれがある。

「BGP」を有効化している場合に影響があり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」としている。脆弱性の悪用は確認されていない。

9月25日の週にリリースを予定している「同10.2.6」「同10.1.11」や、10月公開予定の「同11.0.3」「9.1.16-HF」にて修正する。「Prisma Access」への影響については調査中だという。

一方「Cortex XDR」では、Windowsにおいてローカルユーザーがエージェントを無効化できる脆弱性「CVE-2023-3280」が判明した。

CVSS基本値は「5.5」、重要度は「中(Medium)」とレーティングされている。「同8.0.2」「同7.9.101-CE」「同7.9.3」にて修正した。「同8.1」は影響を受けない。

(Security NEXT - 2023/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開