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第三者が県立高PCを不正操作、偽警告にだまされ - 長野県

長野県教育委員会は、県立高校の教諭がサポート詐欺の偽警告画面にだまされ、パソコンを遠隔から操作されたことを明らかにした。端末内部には個人情報が保存されており、外部に流出した可能性もある。

同県教委によれば、9月10日に同教諭が業務用端末でインターネットを検索していた際、トロイの木馬に感染したとする偽の警告画面が表示され、被害にあったもの。画面の指示に従って連絡先に電話をかけ、指示に従ったところパソコンを遠隔操作された。

端末内部には、2004年度から2023年度の生徒の名簿、成績、進路指導、生徒指導、部活動に関する資料や、職員の氏名、住所、電話番号などが保存されていた。操作ログにおいて情報が流出した痕跡は見つからなかったが、情報を窃取された可能性もあるという。

同校では、生徒、保護者、卒業生などに経緯の説明と謝罪を行っている。また再発の防止にあたり、マニュアルなどの見直しを行ったほか、サポート詐欺の対策動画を視聴。また遠隔操作アプリのダウンロードや実行を制限するといった対策を講じた。

(Security NEXT - 2023/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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