ブラウザ「Chrome」がゼロデイ脆弱性を修正 - 「MS Edge」もアップデート
Googleは、現地時間9月11日にブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。すでに脆弱性の悪用が確認されている。
Windows向けに「Chrome 116.0.5845.188」「同116.0.5845.187」、macOSやLinux向けに「同116.0.5845.187」をリリースしたもの。
「Chromium」に判明した重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2023-4863」を修正した。
「CVE-2023-4863」は、画像フォーマット「WebP」の処理に判明したヒープバッファオーバーフローの脆弱性。9月6日にAppleのセキュリティエンジニアとトロント大学のシチズンラボより報告を受けたという。すでに脆弱性の悪用が確認されている。
また「Chromium」のアップデートを受けて、マイクロソフトでは「Chromium 116.0.5845.188」「同116.0.5845.187」をベースとした「Microsoft Edge 116.0.1938.81」をリリース。利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/09/14 )
ツイート
PR
関連記事
「ZCS」に2件の脆弱性 - セキュリティアップデートが公開
ネットワーク監視ツール「LibreNMS」に脆弱性 - 「クリティカル」も
2022年に悪用が目立った脆弱性トップ12 - 2021年以前の脆弱性も引き続き標的に
チャレンジ農業支援事業の委託先が携帯電話を紛失 - 東京都
北米法人で情報流出を確認、ランサム影響か - アルプスアルパイン
セキュリティ診断に探索的テストを組みあわせた「IoT機器診断サービス」
攻撃者を疑似体験し、セキュリティの重要性を学ぶボードゲーム - IPA
「Splunk Enterprise」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Palo Alto Networksの「PAN-OS」や「Cortex XDR」に脆弱性
「Craft CMS」に脆弱性、攻撃容易で影響大 - 7月の更新で修正済み