不妊治療費助成申請書など紛失、助成金支給が遅延 - 大阪市
大阪市は、特定不妊治療費助成の申請書類について一部紛失したことを明らかにした。助成金の支払いに遅延が生じたという。
西区役所保健福祉課において、2022年6月以降に「大阪市不妊に悩む方への特定治療支援事業申請書」の申請書類や添付書類を紛失し、10万円から30万円の助成金について支払いが遅延するケースが10件発生した。
申請書類のほか、受診等証明書、住民票、戸籍抄本、診療費請求書兼領収書、診療費明細書など含み、氏名、住所、生年月日、本籍、婚姻日、振込先銀行口座、治療費、診療明細などが記載されている。
6月12日に住民2人から助成金が振り込まれていないとの申し出があり、問題が発覚。それぞれ2022年6月、12月に申請を行ったとしており、申請受付時に記入する「特定不妊治療費助成事業定例決裁簿」に受付記録は残っていなかったものの、申請に必要な関連書類の取得状況、心証などを踏まえ、提出後に紛失したものと判断した。
また2022年9月から2023年5月にかけて同様の事案が8件発生。申請書類が提出された確証が得られなかったとして2023年5月まで紛失との処理を行っていなかったが、同様の事案が複数発生していることなどを踏まえ、5月に問い合わせが行われた際にいずれも紛失であると判断した。
いずれも対象となる申請者に説明と謝罪を行い、関係書類を提出してもらったうえで支給を完了したとしている。
(Security NEXT - 2023/09/13 )
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