ネット取引サービスに不正ログイン、株式不正売却も - SMBC日興証券
SMBC日興証券は、オンライントレードサービスにおいて、顧客になりすました不正ログインが発覚したとして、注意を呼びかけた。保有株式を売却されたと見られるケースもあったという。
同社によれば、第三者が同社以外で入手した口座番号とパスワードを用いて顧客になりすまし、同社が提供する「日興イージートレード」へ不正にログインしていることが判明したもの。同社からの情報流出については否定している。
9月4日の時点で、不正にログインされた顧客において口座からの資産流出は確認されていないが、保有株式を第三者によって不正に売却されたと見られる事案が1件判明しているという。
同社では、不正ログインが確認された顧客について取り引きを一時制限するとともに、電話やメール、サービス内のメッセージボックスなどを通じて個別に連絡を取り、パスワードの変更を要請した。
他顧客に対しても安全性の高いパスワードを設定し、身に覚えがないログインや出金、取り引きがないか確認し、メールアドレスを登録したり、出金時に二要素認証を利用するなど、セキュリティ対策を講じるよう呼びかけた。あわせて身に覚えのない取り引きの履歴などがあった場合は、連絡するよう求めている。
(Security NEXT - 2023/09/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
