Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

行政文書を誤廃棄、シュレッダー近くの文書を対象と勘違い - 国交省

国土交通省は、保存期限を迎えていない車検の保安基準適合証を誤って廃棄したことを明らかにした。

神戸運輸監理部兵庫陸運部において8月29日、車検の際に指定整備工場が保安基準に適合していることを認める保安基準適合証313件を、保存期間が過ぎていないにもかかわらず誤ってシュレッダーで細断処理するミスが発生したもの。

保存期限が過ぎた保安基準適合証を箱にまとめて入れて細断処理を行っていたが、箱の近くにあった文書についても廃棄対象であると勘違いし、細断処理をしてしまったという。

裁断処理にあたり書類の日付を確認していたが、誤廃棄した書類を細断していた際は確認しておらず、途中で「令和5年」の文字に気づいて処理を中止した。

誤廃棄した保安基準適合証については、検査に関する手続きが終了しており、申請者への影響はないとしている。

(Security NEXT - 2023/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

知財センターのセミナー案内メールで送信ミス - 山口大
ランサム被害でシステム障害、生産に大きな影響なし - 美濃工業
顧客リストを訪問先に置き忘れ、匿名の指摘で発覚 - 常陽銀
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
帳票を箱ごと紛失、本部保管移行時に判明 - 群馬銀
国勢調査で対象世帯一覧を紛失、一部未発見 - 名護市
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
米CISA、「Oracle EBS」関連など脆弱性7件を悪用リストに追加
「ウイルスバスター for Mac」の旧版に権限昇格の脆弱性
【特別企画】国内外専門家が集うインテリジェンスサミット - 非公開の最新脅威情報も