Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4月以降「WinRAR」狙うゼロデイ攻撃が発生 - 最新版に更新を

さらに同ソフトに関しては、域外メモリへアクセスする脆弱性「CVE-2023-40477」も明らかとなっている。

回復ボリュームの処理に判明した脆弱性で、悪意のあるウェブページやファイルを開くと任意のコードを実行されるおそれがある。

RARLabsは、8月2日に「WinRAR 6.23」にアップデートをリリースした。「CVE-2023-38831」「CVE-2023-40477」のほか、バグなどの修正を行ったという。

KOMODOが運営する日本国内向け公式サイトでは、日本時間8月25日の時点で最新版に更新されておらず、無料体験版として脆弱性の影響を受ける「WinRAR 6.22」が配布されている。また他ダウンロードサイトにおいても旧版が公開されているケースがあり、注意が必要となる。

(Security NEXT - 2023/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ