Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム攻撃でデータ暗号化、個人情報が流出した可能性も - 上條器械店

医療機器などの販売を展開する上條器械店は、サーバがランサムウェアによるサイバー攻撃を受け、データを暗号化されたことを明らかにした。顧客情報流出が流出した可能性もある。

同社によれば、6月14日に一部業務システムで障害が発生し、同月19日に事態を公表。起動ファイルが暗号化されており、外部協力のもと調査を進めていた。

調査の結果、同月12日2時ごろ同社ネットワークが侵害され、同月14日3時ごろより、サーバに保存されていたデータがランサムウェアにより暗号化されたことが判明した。

同社は個人情報を外部に送信したことを示す痕跡は見つかっていないとする一方、サーバ内より顧客情報の一部が流出した可能性もあると説明。個人情報を暗号化され、流出した可能性がある顧客に対して経緯の報告と謝罪を行う。

また今回の事態を受け、個人情報保護委員会へ報告したほか、警察に被害を申告した。問題のサーバについては復旧しており、業務への影響については否定している。

(Security NEXT - 2023/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意