Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinetの「FortiOS」に脆弱性 - アップデートを

Fortinetのセキュリティアプライアンス「FortiGate」にファームウェアとして搭載されている「FortiOS」にあらたな脆弱性が判明した。アップデートが呼びかけられている。

同社が現地時間8月8日にセキュリティアドバイザリをリリースし、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-29182」が明らかとなったもの。「同7.0.3」および以前のバージョンや、「同6.4系」「同6.2系」などが影響を受ける。

脆弱性を悪用するには高い権限が必要となるが、細工したコマンドによって任意のコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアは「6.4」と評価されており、同社では重要度を5段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングした。

同社は利用者に対し、同脆弱性の影響を受けない「FortiOS 7.4.0」「同7.2.0」「同7.0.4」以降にアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/08/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加