Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

QNAP、NASデバイスやクライアントの脆弱性を修正

QNAP Systemsは、NASデバイスのOSやクライアントの脆弱性についてアドバイザリをリリースした。セキュリティアップデートにて修正している。

同社デバイスがOSとして搭載する「QTS」をはじめ、「QuTS hero」「QuTScloud」「QVP」「QVR Pro」にサービス拒否の脆弱性「CVE-2022-27600」が明らかとなったもの。

またWindows向けに提供する「QVPN Device Client」において、安全でないライブラリ読み込み、コードをを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-27595」が判明した。macOSやiOS、Android向けのクライアントは同脆弱性の影響を受けない。

同社では、いずれの脆弱性も重要度を「高(High)」とレーティング。脆弱性を修正したアップデートをリリースしており、最新バージョンに更新するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
テモナの「たまごリピート」、脆弱性突かれ侵入 - 流出痕跡は確認されず
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ