Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 今後のアップデートで修正予定

OpenSSLの開発チームは、現地時間7月31日にセキュリティアドバイザリを公開し、脆弱性「CVE-2023-3817」について明らかにした。

一部関数において、データの大きい「DH(Diffie-Hellman)キー」やパラメータのチェック時に時間が要する脆弱性「CVE-2023-3817」が明らかとなったもの。信頼できないデータにおいてこれらチェックを行なうと、処理が遅延し、サービス拒否につながるおそれがある。

CVE-2023-3446」の修正を進めたところ、あらたな脆弱性が判明したという。「同3.1」「同3.0」「同1.1.1」「同1.0.2」が同脆弱性の影響を受ける。重要度は「低(Low)」と評価した。

ソースリポジトリ上で修正を行ったが、同脆弱性の修正のみを目的としたアップデートのリリースは行わない方針で、今後のアップデートで修正する予定。

(Security NEXT - 2023/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施