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「OpenSSL」に脆弱性、影響「低」 - 他脆弱性とあわせて今後修正

「OpenSSL」の開発チームは、あらたな脆弱性「CVE-2023-3446」が判明したことを明らかにした。アップデートはすぐに用意せず、今後の更新で修正する見込み。

同脆弱性は、関数「DH_check」において大きなパラメータが設定された場合に処理速度が大きく低下するおそれがあるもので、現地時間7月19日にアドバイザリをリリースした。「DH_check_ex」「EVP_PKEY_param_check」といった関数も「DH_check」を呼び出すため影響を受けるおそれがある。

開発チームは、同脆弱性の重要度を「低(Low)」とレーティング。リポジトリにおいて修正を行った。

「OpenSSL 3.1」「同3.0」「同1.1.1」「同1.0.2」が影響を受けるが、今回のアドバイザリをリリースしたタイミングで同脆弱性の修正を目的するためアップデートは用意せず、今後のアップデートで修正する予定。

(Security NEXT - 2023/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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