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Aruba製アクセスポイントに脆弱性 - 重要度「クリティカル」

Hewlett Packard Enterprise傘下のAruba Networksが提供するアクセスポイントに複数の脆弱性が明らかとなった。深刻な脆弱性も含まれる。

「ArubaOS 10」「InstantOS」が稼働するアクセスポイントにおいて4件の脆弱性が明らかとなったもの。

「CVE-2023-35980」「CVE-2023-35981」「CVE-2023-35982」は、バッファオーバーフローの脆弱性。「PAPI」プロトコルで使用するUDP 8211番ポートへ細工したパケットを送りつけることで、認証なしに特権ユーザーとしてコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度はもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

「InstantOS」「ArubaOS 10」が動作するアクセスポイントのカーネルにおいて情報漏洩が生じるおそれがある「CVE-2022-25667」が明らかとなっている。CVSS基本値は「7.5」、重要度は「高(High)」。

これら脆弱性は、「ArubaOS 10.4.0.2」「InstantOS 8.11.1.1」「同8.10.0.7」「同8.6.0.21」」「同6.5.4.25」「同6.4.4.8-4.2.4.22」にて修正しており、アップデートするよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/07/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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