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グループ従業員のアカウント情報が流出 - アルプスアルパイン

アルプスアルパインは、同社グループで利用するサーバがサイバー攻撃を受け、同社およびグループ会社の従業員に関するアカウント情報が流出したことを明らかにした。事業への影響などは出ていないという。

同社によれば、7月6日にサイバー攻撃を受けたことを検知したもの。外部から内部ネットワークへ侵入され、グループ会社において十数台にわたるサーバで管理されていた社内システムのアクセスに用いるID、パスワード、氏名、メールアドレスなどのデータを窃取された。

対象となるのは、同社の国内外、現地法人も含めたすべてのグループ会社の従業員で、約1万6000人分にのぼる。今回のサイバー攻撃において、データを暗号化されるといった被害や金銭の要求などは確認されていない。

また調査中の段階にあるものの、攻撃を受けたサーバの内部には顧客に関連する情報は保存されておらず、顧客情報の外部流出なども確認されていないとしている。

同社では、攻撃を受けた一部サーバについては対策を講じて復旧する一方、のこるサーバについては、ネットワークより隔離して対応を進め、原因や攻撃経路など詳細について調べている。また今回のサイバー攻撃にともなう事業継続への影響も出ていないという。

(Security NEXT - 2023/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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