Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「FortiOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ

Fortinet製機器のファームウェアである「FortiOS」に深刻なものを含め、複数の脆弱性が明らかになった。アップデートが呼びかけられている。

「FortiOS」や「FortiProxy」にスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-33308」が明らかとなったもの。同社が現地時間7月11日にアドバイザリを公開した。

SSLディープパケットインスペクションとプロキシモードを併用している場合に影響があり、認証なしにリモートよりコードやコマンドの実行が可能になるという。

同社は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において同脆弱性のベーススコアを「9.8」と評価。脆弱性の重要度を5段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性については、以前より提供している「FortiOS 7.2.4」「同7.0.11」や「FortiProxy 7.2.3」「同7.0.10」にて修正済みとし、これらバージョン以降へ更新するよう求めた。なお、「FortiOS 6.4.x」「同6.2.x」「同6.0.x」および「FortiProxy 2.x」「同1.x」については、同脆弱性の影響を受けない。

(Security NEXT - 2023/07/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店
放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消