Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

委託終了の人材確保支援サイトにサイバー攻撃 - 沖縄総合事務局

内閣府沖縄総合事務局の関連サイトがサイバー攻撃を受けたことがわかった。個人情報が流出した可能性もあるとして詳しく調べている。

過去に同局よりりゅうせきフロントラインが業務を受託していた「地域中小企業・小規模事業者の人材確保支援等事業(ハイサイプロジェクト)」のウェブサイトがサイバー攻撃を受けたもの。6月上旬に沖縄総合事務局へ報告があったという。

同サイトは再委託先が運用しており、セミナーの案内や参加申し込みなどに利用。サーバ内には、セミナー参加申し込みのため登録された668人分の氏名、住所、所属組織の部署名、電話番号、メールアドレスなどが保存されていた。

同局指示のもと、りゅうせきフロントラインではウェブサイトを閉鎖し、サーバより個人情報を削除。具体的な被害などは確認されていないが、情報が流出した可能性も含めて、外部協力のもと攻撃の影響、原因などについて調査を進めている。

内閣府によれば、2022年度の委託事業であり、すでに終了しているため今回攻撃を受けたサイトの再開予定はないとしている。

2023年度の「地域中小企業・小規模事業者の人材確保支援等事業」については別の事業者が受託しており、あらたなサイトについては旧ドメインとは異なるドメインで構築し、運用する予定。

(Security NEXT - 2023/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
都立高で生徒情報含むファイルを紛失 - 生徒間に画像が拡散し判明
電子版会員の個人情報がウェブから閲覧可能に - 熊本日日新聞
がん検診受診予定者の個人情報をメール誤送信 - 浦河町
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用